ビートダウンミラーでの先手後手の差によるプレイングのちがいについての考察
2012年1月7日ビートダウンミラーでの先手後手の差によるプレイングのちがいについて
先手後手のプレイングのちがいについて語っている人が少ないと思い書きました。
その中でもビートダウンを選んだのは、序盤が大切なため説明が簡単であることと、マジックの基本アーキタイプの一つであるからです。
また、ここでのビートダウンの定義として軽いクリーチャーと除去で構成されるデッキとします。
まず結論から書くと、先手はお互いのクリーチャーを増やし、除去を相手のクリチャート交換することで、ライフ的なアドバンテージを得ることを目的とします。
逆に後手は、お互いのリソースをしぼることで後手の先にカードを引くというアドバンテージを大きくするすることを目的とします。
これだけだとわからないと思うので具体的に説明します。
簡単のためお互いのリソースは土地(アンタップ状態ででてどんな色マナでもでる魔法の土地w)2枚、サバンナライオン、番狼、稲妻2枚とします。
まず手なりだと
先手 1ターン目 土地 サバンナライオン
後手 1ターン目 土地 サバンナライオン
先手 2ターン目 土地 サバンナライオンアタック 相打ち 番狼
後手 2ターン目 番狼
先手 3ターン目 番狼アタック 相打ち
となり、お互いライフ20で稲妻を2枚握った状態となります。
状況はほぼ互角と言っていいでしょう。
次に先手がリソースの数をコントロールしながらプレイすると
先手 1ターン目 土地 サバンナライオン
後手 1ターン目 土地 サバンナライオン
先手 2ターン目 土地 番狼
後手 2ターン目 土地 番狼
先手 3ターン目 稲妻2枚をそれぞれ番狼、サバンナライオンに打ちアタック
となり、後手はライフ15の稲妻二枚持ち、先手場にサバンナライオンと番狼がいる状態になります。
状況は明らかに先手有利でしょう。
このように除去という、好きなタイミングで相手のクリーチャーと交換できるスペルをうまく使うことで先手はライフ的優位を得ます。
ここでの稲妻2枚は実質サバンナライオンと番狼を破壊し、相手に5点のダメージを与えたと考えることができます。
そのため先手は不用意な相打ちを避けるべきでしょう。
(お互いのクリーチャーが並びすぎるとどっちもアタックにいけなくなることが多いので一概には言えませんが・・・)
最後に後手がリソースをしぼりながらプレイすると
先手 1ターン目 土地 サバンナライオン
後手 1ターン目 土地 サバンナライオン
先手 2ターン目 土地 番狼
後手 2ターン目 土地
先手 3ターン目 サバンナライオンに稲妻 番狼、サバンナライオンでアタック 番狼、サバンナライオンに稲妻を打たれる
となり、お互いライフ20で先手は稲妻、後手は番狼を握った状態となります。
状況はほぼ互角ですが、先手が番狼と稲妻の根幹のタイミングを自由にできる分少し有利でしょうか。
後手はリソースをしぼることだけを考えれば1ターン目稲妻をサバンナライオンに打つところですが、
さすがに単純なサバンナライオンと稲妻の交換は損なので実戦では打たないでしょう。
先手との対比で後手の稲妻2枚はサバンナライオンと番狼を破壊し、5点ライフを得たと考えられます。
また、後手がリソースをしぼる理由は先手が除去でライフの優位をきずくことを妨害する以外の理由もあります。
1対1交換を取った状態は、お互いが1回ずつマリガンした状態と似ています。
これを極端にして7対7交換を取った状態は、お互いが手札0枚で始めた状態と似ていると言うことになります。
お互い手札0枚から始めると先手は1ターン目何もできず、実質後手からゲームを始めることになるので明らかに後手有利です。
よって後手は、相打ちを積極的に行いお互いのリソースをしぼることで先に引くというアドバンテージを生かすことプレイをします。
ここまでかなり偏った例ばかり挙げてきましたが、ビートダウンミラーでの序盤の考え方はこれが基本になっていると思います。
実戦では先手が大きなアドバンテージを得たり(後手がダブルマリガンなど)、先手が後手よりも少し重いビートダウンの場合、
先手が後手気味のプレイをすることも多いので例外が多いのも事実なので各々研究してみてください。
先手後手のプレイングのちがいについて語っている人が少ないと思い書きました。
その中でもビートダウンを選んだのは、序盤が大切なため説明が簡単であることと、マジックの基本アーキタイプの一つであるからです。
また、ここでのビートダウンの定義として軽いクリーチャーと除去で構成されるデッキとします。
まず結論から書くと、先手はお互いのクリーチャーを増やし、除去を相手のクリチャート交換することで、ライフ的なアドバンテージを得ることを目的とします。
逆に後手は、お互いのリソースをしぼることで後手の先にカードを引くというアドバンテージを大きくするすることを目的とします。
これだけだとわからないと思うので具体的に説明します。
簡単のためお互いのリソースは土地(アンタップ状態ででてどんな色マナでもでる魔法の土地w)2枚、サバンナライオン、番狼、稲妻2枚とします。
まず手なりだと
先手 1ターン目 土地 サバンナライオン
後手 1ターン目 土地 サバンナライオン
先手 2ターン目 土地 サバンナライオンアタック 相打ち 番狼
後手 2ターン目 番狼
先手 3ターン目 番狼アタック 相打ち
となり、お互いライフ20で稲妻を2枚握った状態となります。
状況はほぼ互角と言っていいでしょう。
次に先手がリソースの数をコントロールしながらプレイすると
先手 1ターン目 土地 サバンナライオン
後手 1ターン目 土地 サバンナライオン
先手 2ターン目 土地 番狼
後手 2ターン目 土地 番狼
先手 3ターン目 稲妻2枚をそれぞれ番狼、サバンナライオンに打ちアタック
となり、後手はライフ15の稲妻二枚持ち、先手場にサバンナライオンと番狼がいる状態になります。
状況は明らかに先手有利でしょう。
このように除去という、好きなタイミングで相手のクリーチャーと交換できるスペルをうまく使うことで先手はライフ的優位を得ます。
ここでの稲妻2枚は実質サバンナライオンと番狼を破壊し、相手に5点のダメージを与えたと考えることができます。
そのため先手は不用意な相打ちを避けるべきでしょう。
(お互いのクリーチャーが並びすぎるとどっちもアタックにいけなくなることが多いので一概には言えませんが・・・)
最後に後手がリソースをしぼりながらプレイすると
先手 1ターン目 土地 サバンナライオン
後手 1ターン目 土地 サバンナライオン
先手 2ターン目 土地 番狼
後手 2ターン目 土地
先手 3ターン目 サバンナライオンに稲妻 番狼、サバンナライオンでアタック 番狼、サバンナライオンに稲妻を打たれる
となり、お互いライフ20で先手は稲妻、後手は番狼を握った状態となります。
状況はほぼ互角ですが、先手が番狼と稲妻の根幹のタイミングを自由にできる分少し有利でしょうか。
後手はリソースをしぼることだけを考えれば1ターン目稲妻をサバンナライオンに打つところですが、
さすがに単純なサバンナライオンと稲妻の交換は損なので実戦では打たないでしょう。
先手との対比で後手の稲妻2枚はサバンナライオンと番狼を破壊し、5点ライフを得たと考えられます。
また、後手がリソースをしぼる理由は先手が除去でライフの優位をきずくことを妨害する以外の理由もあります。
1対1交換を取った状態は、お互いが1回ずつマリガンした状態と似ています。
これを極端にして7対7交換を取った状態は、お互いが手札0枚で始めた状態と似ていると言うことになります。
お互い手札0枚から始めると先手は1ターン目何もできず、実質後手からゲームを始めることになるので明らかに後手有利です。
よって後手は、相打ちを積極的に行いお互いのリソースをしぼることで先に引くというアドバンテージを生かすことプレイをします。
ここまでかなり偏った例ばかり挙げてきましたが、ビートダウンミラーでの序盤の考え方はこれが基本になっていると思います。
実戦では先手が大きなアドバンテージを得たり(後手がダブルマリガンなど)、先手が後手よりも少し重いビートダウンの場合、
先手が後手気味のプレイをすることも多いので例外が多いのも事実なので各々研究してみてください。
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